奥へと進んだヴァン。ちょっとした広場へと出る。
天井を見ると、太陽が見える。外へとつながっている様だが……
目線を広場に戻してみると、諦め顔のヒュムやバンガ達が
ぐったりと腰を下ろしている。
ヴァン
“…なんだここは……”と心の中でつぶやく
恐る恐る広場の中へと進もうとするヴァン。
と、その時、いきなり天井から何かがドサッと落ちてくる。
身を屈めながらも天井をヴァンが見たとたん…
ヴァンの目の前は真っ黒になり、意識を失う。
ヴァンを捕らえたシーク族は揚々とヴァンを引きずってゆき
鉄格子で囲まれたところまでやってきた。
隙をついて逃げ出そうとするヴァン
しかしその途端、四方の鉄格子が閉まる。
どうやら袋の鼠という状況になったようだ
シーク族
<臭うな 帝国の犬の臭いがするぜ>
その時、上の方から声がした。バルフレアだ。
ヴァンが心配で後をつけていたようだ。
バルフレア
ああ ホント 臭いなぁ
こりゃ 牢獄というよりブタ小屋だ
シーク族
<なんだと?
貴様 今 なんて言った?>
バルフレアは汚く唾を「ペッ」と吐き、さらに声を大にする。
バルフレア
おまえの方が臭いって言ったのさ
このブタ野郎!
バルフレアは威勢よく言うやいなやヴァンの傍まで飛び降りる。
バルフレア
大丈夫か ヴァン?
シーク族
<でかい口を!!>
バルフレアは手のひらを“クィクィ”と動かして、さらに挑発する。